ノイズ
インキャパシタンツの2012年作7inレコード。 ジャケットに一切クレジットの表記はなく、盤面のラベルも真っ黒で何も情報はない。インナーが一枚入っていてHemitagetapesというレーベルからリリースされたレコードであることが分かる。 Hemitagetapesの…
ノイズ・ミュージックのクラシックは幾つもあるだろうが、NURSE WITH WOUND(NWW)による1979年リリースの本作もその中の一枚。怒涛のハーシュ・ノイズというような代物ではない。まだ時代はそこまで到達していない。 ノイズ成分よりもサウンド・コラージュ…
90年代に活動し、G.R.O.S.S.レーベルも主催していた中嶋昭文によるノイズソロユニットAUBEの作品。中古屋で1000円以下で売られていた。 AUBEの作品はパッケージが凝っていた印象がある。今ではノイズ御大であるK2先生(お医者さん)とのスプリットを出す折…
関西の電子音響、ノイズ周辺で名前を見聞きしたことのある石上和也氏のアルバム。音はダーク・アンビエントというかノイズ混じりの電子音響。リズムもメロディもないこのような音楽をなぜ聴くのかと言われれば、それを聴くことでリズムやメロディがある音楽…
京都のライブハウス〈外〉で行われたノイズのライブ。主催は新京極のレコード店でノイズとか変な音楽がいっぱいあるパララックスレコード。出演は、Satou Makoto毛利桂GOVERMENT ALPHA中田粥K2の5組。 色々と面白いライブだった。トップバッターのSatou Mak…
USのマゾンナとも称されたPrurientの2004年作。格好良い。その音がマゾンナと比べられるのも分かる気がする。緩急でうねりを作り上げるノイズで、スピード感のあるロックンロールを聴いているような肌触りがある。音色も種々様々でサイケデリックな酩酊感も…
MAN IS THE BASTRADのノイズユニットBASTRAD NOISEにも参加していたJohn WieseによるノイズコアバンドSISSY SPACEKのCD。7インチで出たものを合わせてCDにしておまけにライブ音源も入れました、というもの。 ドラムがブラストビートを叩き出し、ノイズ…
出演はSOLMANIA黒電話666角矢胡桃 黒電話666、名前は知っていて音源も聴いていたけれど見るのは初めてだった。髪をきっちりと撫でつけて、スラリした体躯と知的な印象のする顔からインテリで音響系のようなノイズを聴かせるのかと思っていたけ…
昨年に続き開かれた、アジア各国から集まった即興、前衛、実験音楽家たちが共演する大饗宴。 出演はdj sniff(香港)香港在だが日本人/キューレーターユエン・チーワイ(シンガポール)/キューレーターC. スペンサー・イェー(ニューヨーク)台湾生れイ・…
心斎橋の火影というライブハウスに行ってきました。出演は MacrochordFortitudeNapalm Death Is DeadMASONNAGASOLINENoise A Go Go's の計6バンド。MASONNA目当てで行ってきましたが、GASOLINEはあの四日市が生んだ偉大なガレージロックバンドでした。同じ…
出演はK2+.esEpidemic showji富松慎吾 大太鼓ソロK2+富松慎吾 K2こと草深公秀氏のノイズ音源は以前から聴いていたけれど、ライブを見るのは初めてでした。ベアーズによると17年ぶりの来阪だそうです。K2氏は本業はお医者さんらしいです。 会場…
いつも4組ほどのライブが見られて、海外から来たノイズの人も観られるので楽しみなイベントですが、今年は何とマゾンナのワンマンライブです。マゾンナと言えばその演奏時間が短いことが有名で、ライブ後のTwitterでは毎回「今回の演奏時間は3分弱だった」み…
20 Jazz Funk Greats アーティスト: Throbbing Gristle 出版社/メーカー: Pid 発売日: 2016/04/08 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る どんなジャンルにも押さえておく古典というものはあるもので、パンクスならSEX PI…
なんで漫画雑誌を取り上げたのかというと、これです。 ノイズユニット、ゲロゲリゲゲゲa.k.a.山之内純太郎のインタビューが載っているのです。十数年振りのアルバム『燃えない灰』が今年リリースされたということでのインタビューなのでしょうが、ゲロゲリゲ…
AGENCEMENTはヴァイオリンの即興演奏の方で島田英明さんのソロユニット。詳しいことはHPをどうぞ。 sites.google.com 即興演奏、実験音楽という括りで表現されるのが的確かと思うのですが、レコ屋のノイズの棚にあったのでノイズのタグで紹介することにしま…
日本のノイズ国宝、INCAPACITANTSのワンマンです。冒頭に美川さんから「最初に各々のソロ、そしていつもと違うインキャパ、最後にいつものやつをやります」という宣告がありました。「最後にいつものやつ」っていうのが良いですよね。 ■MIKAWA SOLOソロだと…
日本の即興、前衛、雑音といった音楽家を世界に紹介するプロジェクト、マルチプル・タップの2014年のロンドンでのライブを収録したCD。 ライブ録音で・毛利桂・毛利桂+白波多ミカン+若林美保の演奏が収められている。若林美保さんは名前は上がってい…
岐阜を拠点に活動する電子音響レーベルobakekoubou(オバケ工房)のレーベルオーナーsalmonellaのCD。 オバケ工房のTumblr obakekoubou — 8/22 release salmonella/inferiority... から作品の解説を引用すると “沈殿する自分への劣等感" 2015年猛暑の日本列島…
毎年恒例のノイズイベント。今年の出演者は蒸発都市USC and Leah P(USA)orhythmoSOLMANIAMASONNAの5組でした。 ■蒸発都市ギター+エレクトロニクスの方。名前はお聞きしていたのですが、見たのは初めてでした。お一人での演奏でしたが、そうなんでしょうか。…
山ノ内純太郎によるノイズ・パンクユニット、ザ・ゲロゲリゲゲゲの15年ぶりの新アルバム。ノイズ、パンクを横断して過激なパフォーマンスで話題だったゲロゲリゲゲゲ。ライブは見たことないです。そのユニット名や『Senzuri Champion』といった作品名でどん…
SOLMANIAのアルバム『KILL』のレコ発ライブ。対するはENDONという強力な対バンで、ENDONは以前、BORISとのCOMPASSでのライブを見て耳がおかしくなったので正直怖かった。でも行って来た。 とは言うものの行こうか行くまいかと思ってたんですよね。寸前までど…
関西が誇る、いや、日本が誇るノイズ・ギター・デュオSOLMANIAの最新アルバム。 KILL アーティスト: ソルマニア 出版社/メーカー: アルケミーレコード 発売日: 2016/01/27 メディア: CD この商品を含むブログを見る 昔、音楽誌のインタビューでジャズのウッ…
インドネシアン・ノイズの中心人物と紹介されるSODADOSAことクリスナ・ウディアタマの作品。Asian Meeting Festival 2016にも招聘されて演奏していました。そのライブの物販でゲットしたCD。 大友良英さんとdj sniffさんがラジオ番組JAMJAMラジオの中で彼の…
インドネシアのノイズ、SUFFER IN VIETNAMのCD 短い曲が30曲くらい入っている。ノイズ交響曲みたいな1枚のLPに1曲みたいのも良いけど、こういう沢山曲が入ってるのはロックのアルバムっぽくて良い。そして30曲も入ってるというのはグラインド・コアの…
関西のノイズ者、サード・オルガンの2002年作CD。 以前から好きなアーティストの一人であるサード・オルガン。リリースはかなりあるようだけど、残念ながらそれらを全部追い掛けることはできていない。ハーシュノイズ的展開もあるが、電子音羅列的なノイズも…
インドネシア・ノイズミュージックのコンピレーションアルバム 先日行われたアジアン・ミーティング・フェスティバル2016の物販で手に入れてきたブツで、インドネシアのジョグジャカルタで活動するジョグジャ・ノイズ・ボムという人達の演奏が記録されていま…
昨年に続いて行われたアジアの雑音、即興、実験、電子音楽家たちの共演。出演者は ・大友良英(日本)総合監督/ギター・dj sniff(香港)香港在だが日本人/キューレーター/ターンテーブル・ユエン・チーワイ(シンガポール)キューレーター/エレクトロニ…
US、ヒューストンのRICHARD RAMIREZによるノイズ・ミュージック作品。 Black Leather Jesusの名前でも活動している男で、公式Webを見るとプロフィールには“American queer noise artist.”と書かれている。他の場所では“openly gay”と紹介されていたので、同…
Mademoiselle Anne Sanglante Ou Notre Nymphomanie Auréolé* - Psychetronics Erectile (Vinyl) at Discogs 今後どれほど心揺さぶる盤に出会ったとしても人生の名盤を選べと言われたら必ずベスト5に入る極私的大名盤。日本のノイズミュージックの名作は数…
ロシアのレーベルOstrogaからのカセットテープ、スプリット作品。長谷川洋はノイズユニットASTROの人、Vitaly Maklakovはロシアの人。 長谷川洋はシンセサイザーアンビエント、Maklakovは電子ノイズと言えば良いでしょうか。こんな説明しても到底伝わらない…