日本のノイズ国宝、INCAPACITANTSのワンマンです。
冒頭に美川さんから
「最初に各々のソロ、そしていつもと違うインキャパ、最後にいつものやつをやります」という宣告がありました。「最後にいつものやつ」っていうのが良いですよね。
■MIKAWA SOLO
ソロだと内省的なノイズを奏でるんだなという印象。でもノイズ職人だから色んな色を出せるのか、とも。
■KOSAKAI SOLO
エレキギターとハーモニカを使ったフォーク的弾き語り。ノイズのライブになんじゃこれは?という戸惑いはあったものの意外と(失礼!)染みる趣きがありました。焼け野原を拝んでいるような無常感がありました。嫌いじゃない。
■INCAPACITANTS①
小堺氏がエレクトリックギターでノイズを奏でるというインキャパのノイズ。ギターという楽器を使うと違う感じになるんだーという感じ。本番のインキャパよりもちょっと抑えた感じだったんではないでしょうか。
■INCAPACITANTS②
いつもの、と言われたインキャパのセット。その音は轟音で最高にパワフルで最強にラウドネスで完全にフルボリューム。会場ではモッシュが湧き起こって阿鼻叫喚。小堺氏は台(?)を持って来てその上で客を煽る煽る。凄すぎるでしょう。これぞノイズ。ピュアノイズ。あの音量とそこから発するエネルギーに打ちのめされました。最高以外の言葉が見つかりません。敢えて言うなら最狂。人を狂わせる音楽だと思う。脳みその芯にビリビリくるんですよ。凄いとしか言いようがないんじゃないでしょうか。
耳が完全にやられました。最高DEATH。