NOISE MAY DAY@難波ベアーズ

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毎年恒例のノイズイベント。今年の出演者は
蒸発都市
USC and Leah P(USA)
orhythmo
SOLMANIA
MASONNA
の5組でした。

■蒸発都市
ギター+エレクトロニクスの方。名前はお聞きしていたのですが、見たのは初めてでした。お一人での演奏でしたが、そうなんでしょうか。
激情がノイズを生み出すと云わんばかりの激しいアクションの演奏でした。演奏時間が一番長かったような気がする。退屈だったから長く感じたという意味ではありません。
メルツバウとか見ると、もう最後の方は早く終わってくれ、ってしんどくなるんです。それほど強力だということなんでしょうけど、蒸発都市は、次どう来るんだろう、と最後まで飽きずに聴けました。強力じゃないという意味でもないです。

■USC and Leah P
Osaka Leah P + Unsustainable Social Conditionということらしいです。
最初女性が出て来て、その後男性が出てくるという構成でした。どちらがUSCでどちらがLeah Pなのかは分からず仕舞い。
女性のノイズは気持ち良かったですね。ストップ&ゴーを多用してスピード感があると共に音色が好みでした。髪を振り乱して演奏するアクションもナイス。
男性の方も機材を振り回してとてもアグレッシブな演奏でした。

追記:女性がLeah Pさん、男性がUSCさんだそうです。

■orhythmo
ベース一丁でノイズを奏でる方です。以前見た覚えがあります。その音像は荒野に吹く風のよう。非常に静的とも云えるノイズなのですが、聴きながらSUN O)))やEARTHの『Hex: Or Printing in the Infernal Method』に似たものを感じました。ダークアンビエントと言ってもいいかも知れない。

■SOLMANIA
圧巻。その改造ギターから繰り出されるノイズは轟音であり怒級。お手本のような、と言ってしまうとツマラナイ表現になってしまうのだけれど、こんな風に重層的でサイケデリックで電子音でギターでアクショニズムでいるノイズって素晴らしいとしか言いようがないです。正にライブで体験することに意味があるノイズ。いや音楽はライブで体験することが盤を聴くことより多くの感情が湧き起こるものなのだと思うのだけど、やっぱりSOLMANIAは特別です。流石のベテラン。格好良い。

MASONNA
最初にギャーンと音がなったきり、後はマイクスタンドをぶん投げて終了。Twitterによると演奏時間は1分なかったらしいです。それでもMASONNAならこれで良しと思える。演奏後の客は皆笑顔。最高でしょう。


MASONNAエフェクター

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