極私的2020ベスト

暮れも押しせまってきましたね

■映画
『シング・ストリート』

augtodec.hatenablog.com2016年の映画をビデオ観賞。
5、6月はコロナの非常事態下で仕事も無くアマプラで映画ばかり見ていたが、その中で一番好きな映画。高校生がバンドを組むという永遠不滅なお話だけれど、登場人物たちが皆愛らしく何度も繰り返し観た。同監督の『はじまりのうた』も観て好きな監督が一人増えるきっかけにもなった一本。

次点
『おらおらでひとりいぐも』

augtodec.hatenablog.comコロナのおかげで春から夏にかけては映画館に行けなかった。何を公開していたのかもあまり記憶に残っていない。秋になって観た本作は、原作を読んだ上で観たけれど、原作とは違う味わいがあり心地良い作品だった。
さっき数えると今年映画館で観た映画は11本。来年はコロナが収まってくれるといいけれど。


■読書
カンボジア0年』

augtodec.hatenablog.comポル・ポト政権下のカンボジアについて書かれた本。
ポル・ポトカンボジアについては何故だかずっと気になっている。というか誤った政治運営で国民が犠牲になる歴史というものに興味があって、そういうことを知るのは今の政治を見る時にも役に立つのだと思っている。同時期に『墓標なき草原』という文化大革命時の内モンゴル地区について書かれた本も読んだが、こちらも悲惨極まりないもので、読んでいて辛くなってきて中断してしまった。文化大革命ポル・ポトというのは近代アジアでの最悪の歴史だと思う。

次点
『罪の声』

augtodec.hatenablog.com昭和の大事件、グリコ・森永事件を題材にしたミステリー小説。
ミステリー小説は久々に読んだけれど、やっぱりよくできて評判のよろしい小説というのは面白いものです。読んでいる間中、次はどうなるのかという興味が持続し続けて、仕事をしていても、家に帰ればあの本の続きが読める、という楽しみがあるから。そういうの大事だと思う。

 

■音楽
『解剖台の上でのミシンと蝙蝠傘の偶発的出会い』

augtodec.hatenablog.comNURSE WITH WOUNDの名盤。しかしこんな昔の盤を今年のベストに入れてよいものかとも思うが、盤を買い聴いて気に入ったのだから仕方ないとも思う。でもやっぱり今年でたものをベストに上げるべきだとは思うなあ。

次点
I'm Ready/Maia Wright

www.youtube.com今年一番良く聴いた曲。
ライブに一回も行かず盤を買う枚数も激減した一年だった。もう音楽を聴くのが趣味だとは言えないかも知れない。

 

コロナ禍で仕事がなかった時期には、ビデオ観賞ではあるが映画は沢山観ることができて印象深い映画が沢山あった。特にジェイソン・ライトマン監督作の『タリーと私の秘密の時間』『ヤング≒アダルト』が記憶に強く残っている。

長いお休みの後は、仕事がきつく休日も不定期で仕事の疲れを癒すことと次の日に向けての体調管理、充分な睡眠をとることだけが生活の目標になった。本を読む時間も映画を観る時間も音楽を聴く時間も削って仕事のためだけに生きているような状態で、毎日があっという間に過ぎ去ってしまう。それでも働かなければ生きてはいけないし。