自炊。何にしようか/高山なおみ 著

料理家、高山なおみさんの一人暮らしのための料理本

 

特別な料理のレシピは載っていないのです。餃子だったり焼きそばだったり焼き茄子だったり、そういう日々の食事のためのレシピ本。でも「あ、こういう風にすればいいのか」と読みながら思う。
しかし読むというよりは見る本という感じ。300頁を超える厚さだけれど、全ての頁に写真があって、そこに添えられた説明文のようにレシピが書いてある。
いつも寝る前にパラパラと眺めるように読んだ。そして、そのうち、「あそこに良さそうなレシピがあったはず」と思い出して引っ張り出してまた参照するようになるのだと思う。

料理本にも色々あるが、雰囲気のある写真が載っているものは見ていて楽しい。母親の本棚に有元葉子さんの本が数冊あったから、それらも好きだし『暮しの手帖』のような雑誌も見ていて気分が良くなる。古本屋などで100円かそこらで売られているのを見掛けたら買って帰って家でパラパラと読む。写真集や画集を時々引っ張り出して眺めるのに似ていると思う。

奥付には著者以外に写真、デザイン、写真の担当者の名前が載っていた。よく考えるとこういう本ってどうやって作られるのだろうか。勿論レシピの考案と文章は著者の高山なおみさんだろうが、本の魅力としては写真の占める割合も大きい。どんな写真を撮ってもらってどういう構成にするのかも著者が考えるのだろうか。それともそれはデザインの仕事なのだろうか。だったら小説などの著者と随分責任割合が違うような気がするけれど印税や著作権もやっぱり著者のものなのだろうか、みたいな下世話なことを考えてしまった。金のことをすぐ考えてしまうのはあかん。心が汚れている。

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