リスペクト
2021年、米国、リーズル・トミー監督作
言わずと知れたソウルの女王アレサ・フランクリンの伝記映画。
面白かったけれど、めちゃ面白かったとは言えなかった。なんだか盛り上がりに欠けるというか、お話が平坦な感じがして。色んな出来事が起こるのだからもう少しドラマチックに起伏が感じられてもよいように思うのだけれど、なぜだかそれが感じられず淡々と映画が進行していくような感じがした。
どうしても黒人音楽映画というとシュープリームスを描いた『ドリーム・ガールズ』と比較してしまって。
映画を観るときには、なるべく事前に情報を知らずに観たほうが良い、と思っているのだけれど、こういう伝記映画というものは主人公の人生を知っている上で観た方が「あのことを映画ではどう描くのだろう」みたいな楽しさがあるんじゃないか、とも思った。
フォレスト・ウィテカーがアレサの父親役を演じているのだけれど、どうしても笑福亭鶴瓶に見えてしまった。似てません?