大阪市立大学理学部付属植物園
大阪の郊外、交野市の私市にある植物園に行ってきた。
入口は地味な感じだが園内はなんと甲子園の六倍の広さがあるらしい。確かに歩き回ると広い広い。そして綺麗。
緑に包まれる環境というと山に登るのが手っ取り早いけれど、京阪電車の私市駅からすぐの所にあってアクセスも良い。
園に到着すると無料のガイドツアーがあるということだったので参加してみた。
職員さんが一人付いて、集まった十数人を引率し園内を歩きながら植物の解説をしてくれるという趣向でこれがとても良かった。樹木の小辞典を持って行ったのだけれど、実際に樹木のお世話をしている専門家のお話はひとつひとつが興味深く、そして面白く解説して下さって、その朴訥とした語り口もとても良い印象だった。やはり植物に触れて暮らしている人は穏やかな感じになるのかしらんと思ったり。
写真にある木はクスノキで、昔植物園に持ってくる時に牛で引っ張ってきたらしいが、途中で牛が動かなくなってこの場所に植え付けたのだ、というお話もされていた。クスノキは葉をちぎると香りがするということも教えて頂き、実際にそうするとほのかに香りがあった。
他にもメタセコイヤの大樹やサザンカの花が咲いていたりして見所多く、落ち葉を踏みしめながら歩いているとなんだかとても癒されたのだった。
季節によって樹木は花をつけたり実をつけたり、紅葉や落葉と表情を変えるのでこの先何度行ってもまた発見があるような気がする。
一日では見て回れなかったのでまたちょくちょく行くことになると思う。