HIROSHI HASEGAWA & VITALY MAKLAKOV

ロシアのレーベルOstrogaからのカセットテープ、スプリット作品。
長谷川洋はノイズユニットASTROの人、Vitaly Maklakovはロシアの人。

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長谷川洋はシンセサイザーアンビエント、Maklakovは電子ノイズと言えば良いでしょうか。こんな説明しても到底伝わらない。BandCampで聴けます。

ostroga.bandcamp.com


電子音楽とノイズミュージックの境界はどこら辺にあるのでしょうか。リズムからも音階からも自由でいる音楽という意味で共通項はあるし、多くのノイズミュージックがデジタルやアナログの電子機材を使って音を創出しているのだから、どちらも電子音楽でノイズミュージックなのだろうか。
明らかにシンセサイザーの音ならばシンセサイザー・ミュージック、電子音楽と言えるけれど、所謂シンセサイザーっぽい音ではない、ノイズ音を発生させる電子楽器もあるみたいだし。先日読んだ自作シンセについての本によるとシンセサイザーの音の源がピンクノイズやホワイトノイズであるということでもあったし。混乱する。

自分の中で、これはノイズだと思うかどうかの境界はやっぱりその音色にあるのだという気がする。美しくない音で構成されているかどうか。美しいという感性もまた人それぞれだろうけど、大方の共通項というものはあるはずで、逆に雑音だと思う音もあると思う。そういう雑音で構成されている音楽をノイズミュージックだと思うということじゃないかな。
別に分ける必要もないんだけど。

 

ostroga.bandcamp.com