鴨川ホルモー

2009年、日本、本木克英監督
京都の大学に進学した男子は謎のサークルに入会した。そのサークルとは鬼を使い京都の他大学と闘うという神事を行うサークルだった。
原作は万城目学ファンタジー小説

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軽い。でもその軽さが良いと思うのです。映画は重厚でないといけないという法はないから。コミカルで恋模様もあって大学生の時間が有り余ってる感じがあってとても好感です。原作を読んでいたので、鬼をどんな風に描くのかと思っていて、最初は違和感があったけれど、少しづつ可愛く見えてくるから不思議。あと、主演の山田孝之さんは良いですね。作品によってコロコロ顔が変わる。プロだなぁと思います。

京都を舞台にした大学生の話なので、京都の町並みが沢山でてきます。鴨川百万遍あたりのシーンが多いかな。見慣れた景色が映画に出てくるのって単純に嬉しいです。東京の人はいつもこんな感覚を味わっているのでしょうか。

いつも思ってるのだけど、映画にしてもドラマにしても東京のお話って多いですよね。もう見慣れてて不思議に思わないけれど。映画もドラマもそれを作る人達、製作会社やスタジオ、その殆どが東京とその周辺にあるからだろうけど、日本中どの町にもその町の色や風情というものがあるのだからそういうものを取り込むべきだと思うな。同じ物語でも舞台が違うと味が出ると思うのだけど。東京の人が作った東京の物語を日本中の人が観てるといのは、やっぱりちょっと片寄り過ぎじゃないかと思ってます。

鴨川ホルモー [DVD]

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