逃走車
2012年、米国、ムクンダ・マイケル・デュウィル監督
妻に会う為に南ア、ヨハネスブルクへやってきた米国人の男はレンタカーを借りて妻の元へ向かうが、車内に不審な携帯電話と銃が見つかりトラブルに巻き込まれていく。
頭文字Pとも言われるポール・ウォーカー主演で『逃走車』なんてタイトルついてたらワイスピのファンは見たくなるに決まってます。でも今回ポールが乗るのはミニバンです。ミニバンでヨハネスブルクの町を逃げ回ることになります。カーチェイスもあるけどミニバンだから激走というわけにはいきません。
レンタカーの車内で次々と不審な物がみつかって、その謎は中盤くらいで明かされて後半は逃走劇という構成です。南アという米国人にとっても異国な雰囲気をうまく使って不穏なムードを醸し出すことに成功していると思います。そして四面楚歌の状態で最後どうするのかというオチもなかなか上手いです。
全編で主人公は車に乗りっぱなしの映画なんですが、カメラがミニバンの車内から出ないんです。全てミニバンの中から捉えられた画で構成されていて、これはこれで面白いのじゃないでしょうか。ただ、カーチェイスを描くにはちょっと引いた画が欲しいというのはありますね。
amazonのプライムビデオというので観てみました。洋画のラインナップは320本。とても観切れない本数ではあるけれど、320本しか洋画を置いてないビデオ屋に行くかと言われれば行かないよなという感じです。でもあちこちアカウント作りたくないので、もっと本腰入れて欲しいなと思うのですが、amazonはこれを定額見放題の動画配信サービスとしてやるつもりなのか、既にあるamazonプライムというサービスのおまけとして幾つか動画も観れますよ的なことなのかどっちなのでしょう。
何にせよラインナップが増えるかどうかという感じですね。ついでに言っておくとスティーブン・セガール作品がなぜか充実しているのが謎。