ミッドウェイ

2020年、米国、ローランド・エメリッヒ監督作

太平洋戦争における分岐点、ミッドウェイ海戦を描いた戦争映画。

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淡々と観てしまった。

ド派手な戦闘シーンは迫力があったがゲームのトレイラーを観ているような感じがあった。ああ迫力があるなぁ、と思うばかりで、その迫力に感動するというとろろまではいかなかった。

人物の描きわけも最初は誰が誰なのか分からずにいた。洋画を観て西洋人の俳優の見分けがつかない、などと言う人がいるが、その気持ちが少し分かった。

映画の最初に日本軍による真珠湾攻撃の場面がある。日本軍が攻勢に出て圧倒している場面を観て、心躍るものが無くはなかった。強い日本軍を見てそんな気持ちになるとは思わなかったので。

戦史のようなものに明るくないからなのかも知れないが、肝心の海戦場面では、日本軍と米軍の位置関係のようなものが把握できずもやもやした。地理的な状況が頭の中に入っている人にはどう見えたのだろう。
そう思うと黒沢明の『七人の侍』は村とその周辺の位置関係がさりげなく観客にインプットされていて、やはり名作というのはそういうところを押さえているものだなあ、と関係ない映画に感心したりした。

浅野忠信が日本軍の将校として出演しているが、浅野忠信はどんな映画のどんな役を演じていても浅野忠信のような気がする。良いにつけ悪いにつけ。キムタクが何をやってもキムタクでしかないような感じ。

あまり感想はない。