神々のたそがれ

アレクセイ・ゲルマン監督作、ロシア、2013年
地球でない惑星、800年ほど文明の遅れたこの星に降りた地球人は・・・

わけが分からない。でも凄い。でも全くわけが分からない。楽しかったかと言われれば全然楽しくなかった。
A&B・ ストルガツキー原作でロシア映画だと言われれば『ストーカー』の再来を期待せずにおられないのですが、確かに湿ってて、濡れていて、水浸しで、泥だらけ で、唾吐きまくりで、退廃的なのです。でも最初のナレーション以外は全くストーリーが分からないです。原作ではどういうお話なのかも不明。映像も、登場人 物とカメラの間をぶら下がってるものがさえぎるは、人は横切るは、カメラ目線だわで何がどうなってるんでしょうか。他にもグロはあるわ残酷はあるわ醜男 ばっかり出るわで超不快。全編不快。でも何故かラストシーンだけは異常に美しい。
鬼気迫る迫力だけはガンガンに伝わってくるという、超変態映画でした。『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』のようなカルト映画になるんでしょうね。

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