ジョン・ウィック チャプター2

 

2017年、米国、チャド・スタエルスキ監督作

引退した殺し屋が昔の借りを返す為に仕事に復帰するが、その仕事をやり遂げたことでまた追われる身になる。

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このシリーズというものはキアヌ・リーブスの体当たりアクションが見所という売りで、その通りに殺し屋が殺して殺して殺して殺しまくるというアクションシーンが最高なのです。でもそれだけじゃないの。なぜかというと映像美が凄いから。ただ凄いアクションが描かれてるだけじゃなくて凄い場所で殺しが行われることで凄い映像が観られるのです。終盤、復讐の為に殺し屋キアヌが襲いかかるのは、美術館で光と鏡の展示が行われている場所。鏡の迷宮に迷い込んだような幻想的な場所で残虐描写が炸裂するという得も言われぬ映像体験が味わえます。こういうの日本映画ではないよなと思う。やっぱりアメリカ映画って凄いなと。ただのアクション映画ではなく、映像美も兼ね備えてるのが凄いと思います。
他にも殺し屋組合のホテルでは仕事をしていはいけないとか、武器を揃えるのに裏の繋がりがあったりとかちょっと漫画的というか幻想的な設定があったりしてめちゃくちゃ沢山の人が死ぬにも関わらず何らかのファンタジーにように観ていられる。この設定は凄い無敵じゃないだろうか。

幻想的でかつ残虐描写のあるアクション映画でなおかつ映像美が華々しいという、ありそうでなかった路線をこのシリーズは突っ走ってると思います。