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KILL/SOLMANIA

関西が誇る、いや、日本が誇るノイズ・ギター・デュオSOLMANIAの最新アルバム。

KILL

KILL

 

 昔、音楽誌のインタビューでジャズのウッドベース奏者が「ベースを弾いてなければどの楽器を手にしていましたか?」と問われて「ギターにはオーケストラが住んでいる」と答えていました。この例えがもの凄く腑に落ちたんですよね。ギターって本当に表現の幅が広い楽器だと思うんです。オーケストラが住んでいるというのはそれを例えていて、良い表現だなと感心した覚えがあります。
Solmaniaはその表現力を、更にギターを改造することで広げています。裏ジャケを見て貰えばお分かりになると思います。ライブで見たら本当凄いんですよね。床に並べられた無数のエフェクターと相まって、その視覚効果も凄いんです。

ノイズミュージックというものは、あーゆー音色の音楽なので、ネガティブなイメージを想起させやすいのだけれど、Solmaniaにはどこか陽性のものを感じるんです。それはライブでの大野氏の飄々としたMCによるところもあるだろうけど、音楽の芯に陽気な気分がある。どこが、とかは言えないけど自分はそう感じます。そしてその様々な音色が改造ギター2本から繰り出されていると思うと目眩がしそうです。

本作は60分以上に渡る曲が1曲のみ収録されたという滅茶苦茶に振り切ったアルバムです。そこで繰り広げられるのはギターでありギターでない音の数々。めくるめくノイズサウンドが堪能できます。

 

裏ジャケ↓

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