暮らしの手帖1966

暮らしの手帖って雑誌を御存知でしょうか。料理や生活上の知識なんかが載ってる主婦向けの雑誌です。広告がないのでめっちゃ渋いのです。料理の記事が写真も綺麗で調理法も細かく載っているので時々読んでます。

百貨店の中古レコード市に行ってみたら隣で古書市もやっていて、古い暮らしの手帖があったので一冊手に入れてきました。1966年の刊行なので50年前、定価220円の雑誌が300円でした。

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料理の記事はいなり寿司。いなり寿司作るほど渋くないので参考にはならないけど、調理器具が昔!って感じで面白い。残念ながらカラー頁は少なくて綺麗な料理の写真が見れるというわけにはいきませんでしたが、それでも味わい深いです。

色んな年代の男女に千円渡して百貨店で欲しい物を買って貰うという記事があって、20代後半から60代の男女の写真が載ってるんですが、これがまた渋い。30代の男性なんか今時の40代後半みたいに見える。対して女性は30代でもなんだか幼く見えるんですよね。服装は渋いんだけど顔つきが幼い。なんでなんでしょう。

で、よく考えたらこの人達はみな戦争を知ってる人達なんだなと思って。百貨店で品物を選んでる写真なんかが写ってるけど、そんなことが出来ない時代も知ってた人達で、今の同年代とは違う経験をした人達なんだなと思うとちょっと感慨深かったです。