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保守の本分/noiehoie 著

読書

日本会議の研究』で話題の菅野完さんのnoiehoie名義による、ネット右翼とは果たして本当に右翼なのか?保守主義者なのか?という考察。

保守の本分 (扶桑社新書)

保守の本分 (扶桑社新書)

 

色々と考えさせられる論考がありました。結局ネット右翼って左翼が嫌いなだけなんじゃないの?って感じもしたんです。本書の中で

右翼の世界は「一人一党」というほどに、右翼の掲げる主張は千差万別といっていいものです

と書かれているように、右翼中にも色んな考え方があると思います。親米愛国だったり反米愛国だったり。そう思うとネット右翼の考え方もそのバリエーションの一つなのかなとも思えます。

本書の内容には概ね納得するものの少し違和感を感じることもありました。著者は右翼、保守主義者は左翼的計画主義を嫌うとされておられたのですが、その点については少し。
共産主義的な強制による計画遂行は許し難いものがあるけど、政治が理念と理想を持って法整備をすることで社会を緩やかに誘導するということはあるので、それは計画主義の一つなんじゃないかなと。それを否定する気持ちは自分にはないかなと思いました。

本書の内容の殆どは大きくうなずくものばかりでした。真の右翼として、というのもあるでしょうが著者はとても公平な物の考え方をされている方だと思います。今後も著作に注目したい人の一人です。

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