65/シックスティ・ファイブ
2023年、米国、スコット・ベック&ブライアン・ウッズ監督
6500万年前、惑星探査をしていた宇宙人は隕石群にぶつかり地球に不時着する。操縦士の男と少女だけが生き残り焼け残った帰還船に辿り着こうとするが、そこは恐竜が生息している世界だった。
約90分の映画でお話は単純、登場人物も少なく、物語の目的も分かりやすくて面白くなりそうなものだけれど、大して面白くない。主役の操縦士を演じるのはアダム・ドライバーで、こんな有名な俳優がこんな軽い映画に出てしまうのだなあ、と思ってしまう。
不時着した地球で恐竜に追われながら帰還船のある場所に辿り着こうとして、そこに恐竜が襲いかかるけれど、あんまり怖くない。なんだか恐竜が小振りで可愛いせいかもしれない。
ティラノ的な大きな恐竜もでてくるけれど、そこもあんまり盛り上がらない。予想した程度のピンチが訪れて予想したような結末に向かう。
この映画、公開時は劇場で観ようかと思っていたけれど、ビデオ鑑賞でよかった。駄作みたいなことは言いたくないので言わないけれど、あんまり面白くなかったくらいの感想は言ってもいいと思う。しかし地球人が一人も出てこない映画は貴重かも。