京都の放送局、KBS京都で毎週金曜の24:30から放送しているラジオ番組『大友良英のJAMJAMラジオ』の放送700回を記念した公開収録+ライブ@京都METROに行ってきた。
毎週楽しみに聴いていて、放送は初回から聴いているけれど、最近は、24:00からの番組『福山潤のキョウト二イケズ』を聴きながら待機している内に寝落ちすることもあるという不良リスナーです。
2週分の収録ということで
1週目のトーク→津山篤+長野友美のトラッドソングス・デュオの演奏。
2週目のトーク→大友良英+U-zhaanの演奏、という豪華セット。
トーク部分は9月に放送のようなので、どの部分が放送されるか楽しみ。灰野敬二さんのお話が盛り上がってました。
一番印象に残ったのは大友良英(g)+U-zhaan(タブラ(インドの打楽器))の演奏で、たぶん即興演奏。ギターが先導する場面もあればリズムが先に行く場面もあって、見ていて聴いていてスリリング。大友さんが即興演奏のことを現場でその場で作曲するようなこと、と何処か(たぶんJAMJAMラジオ)で言っていたけれど、まさしくそんな感じだった。ことの成り行きによってメロディアスな曲にもなるしノイズのような不可思議な音にもなる。コンビネーションが抜群で卓越した演奏者同士の即興というのは迫力があるものだなと感じた。
平日の夜のライブだったけれどMETROは満員でとても良い感じだった。
普通の日の夜にこんな演奏を聴いて、余韻を引きずりながら帰途について、そしてまた明日も普通の日がある。そんなことって凄く豊かなことだと思う。高級車を乗り回したり金ピカのアクセサリーを見せびらかすような豊かさでなく、こういう豊かさを沢山の人が求めて手に入れることができるようになることが生活の豊かさというものではないのだろうか、みたいなことも考えてしまった。