007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

2021年、英・米、キャリー・ジョージ・フクナガ監督作

 

おなじみ007のスパイ・アクション映画。

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久しぶりに映画館で映画を観た。いつ以来だろうと思って日記を辿ってみると、今年は一回も映画館に行っていなかった。10ヶ月も。中学生の時から映画を観始めてこんなことは無かったんじゃないだろうか。

 

感想としては、
やっぱり映画館で映画を観るのは良い。
ということに尽きる。

 

映画の冒頭は、ある家族を殺人者が襲うという場面から始まるが、ここのカットは「ああ俺は今映画を観ているなあ」と思わせる素晴らしさだった。少ないセリフと情景でどんな状況かを分からせて、その上で緊迫感もある。映画ってこういうことだと思わずにいられなかった。

ボンドが登場するのは、イタリアのマテーラという町。とても幻想的な町で、美しい町並みの中に美男美女がいるというだけで絵になる。そこで超絶的なカーアクションが始まるのだから楽しくないわけがない。

キューバでの場面では少しコミカルで魅力的な女スパイが登場するが、映画を観ている間はこの女優さんが『ブレードランナー2049』に出ていたアナ・デ・アルマスだとは分からなかった。似てるけど違う人だろな、と思ってた。アナ・デ・アルマスの登場シーンがこれだけだったのはちょっと残念。

映画の公開前は、今度の007は女性、といった情報があって「ふーん、どうなるんでしょうね」くらいにしか思ってなかったが、確かにその通りだった。黒人女性の007というのも格好良い。

中盤以降も派手なアクション、銃撃戦で楽しませてくれるが、いかんせん失速した感じはあったけれど、それでも楽しかったのは楽しかった。

 

帰ってきてネットこの映画のことを色々見ていると、ダニエル・クレイグ版の007は今回で終わりらしいですね。だからあーゆーラストだったのかあ、と思ったのでした。