ボーダーライン ソルジャーズ・デイ

2018年、米国、ステファノ・ソリマ監督

メキシコの麻薬カルテルとの闘いを描く『ボーダーライン』の続編。

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前作『ボーダーライン』はドゥニ・ヴィルヌーブ監督作で、今回はイタリア人の監督。英語版wikipediaのフィルモグラフィを見てみたけれど、どの映画も知らない映画ばかりだった。
しかし監督が違うのによく前作の雰囲気を維持してるなと思って。続編を製作するのに「前作と同じ感じで」という発注を受けているんのだろうけれど、でもよくできてる。無常で硬質な麻薬戦争を乾いた感じで表現する雰囲気が維持できてる。

とはいえやはり前作はパイオニアで、その功績に次ぐものだという感じは否めない。悪い言い方をするならうまく真似ていると言えなくもない。
物語にしても少年や小女を登場させているあたりで、どうしても情け無用の戦争映画に徹しきれていない感じもある。

戦争アクションとして充分面白かったけれど、でもやはり前作の方が上というのは感じてしまった。