移動都市 モータルエンジン

2018年、ニュージーランド、クリスチャン・リヴァース監督作

終末戦争の後、人々は移動する都市に住み、都市同士が捕食し合う世界に生きていた。巨大都市ロンドンに潜入した少女は、母の敵である指導者の男を殺そうとするが、彼は失われた最終兵器を復活させようとしていた。

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ロード・オブ・ザ・リング』で知られるピーター・ジャクソンが脚本と製作に加わっているニュージーランド映画です。
都市がでっかいキャタピラで地上をゴリゴリ走り回ってより小さい都市を捕食していくという荒唐無稽な設定や、移動都市派と定住都市派がいて対立しているとか、様々な設定が面白くて、ここらへんは原作が面白いんやろなと思わせます。
映画としても移動都市の複層的な構造の中を逃げ回ったり飛行船で空を自由に浮遊したりと冒険活劇としての面白さも盛り沢山にある。
でも肝心のお話がちょっと軽いというか子供っぽい。たぶんジュブナイル的な少年少女向き活劇として作られているのでしょうが、大人にはちょっともの足りない。もっと面白くなる要素いっぱいあるのに勿体ない、みたいな感想でした。