ナチス第三の男

2018年、フランス・イギリス・ベルギー、セドリック・ヒメネス監督作

ドイツ海軍を不名誉除隊したラインハルト・ハイドリヒは、婚約者の勧めからナチス党に入党して頭角を現し、やがて占領下のチェコ副総督として赴任する。しかし在英チェコ亡命政府は、ハイドリヒの暗殺を計画する。
原作は『HHhH (プラハ、1942年) 』。

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原作を読んでいたのでとても楽しみにしていたけれど、淡々と観てしまった。
セットや群衆シーンなど、とても大掛かりだったけれど、あまり感銘を受けるということがなかった。
原作は、前半がハイドリヒが出世するいきさつを描き、後半は彼の暗殺計画という構成だったと思うが、映画もそれに忠実に物語が進んでいたと思える。でも映画化するのには、削ぎ落とすところは削ぎ落として、どこかに焦点をあてるべきだったような気がする。
ハイドリヒの妻をロザムンド・パイクが演じていて、この人はなぜだか妖艶な魅力があるなあ、みたいなことを思ったりしたのでした。

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