日本のHIPHOP

少し前から日本のHIPHOPが気になってMixCloudなんかで聴いています。

こんなのとか

 

Japanese Hiphop mix -'90~'12- by Dai1216 on Mixcloud

 

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こんなのとか

 

日本語ラップ MIX by DJYUTARO -Japanese HipHop,Rap- by Dj Yutaro on Mixcloud

 

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音楽はあまり歌詞を気にしないで聴く派なのですが、HIPHOPは歌詞が分からないとその魅力が分からないのではと思っていたので英米のHIPHOPもあまり聴いていませんでした。食わず嫌いでした。
日本のHIPHOPを聴いてみると意外と歌詞は聴きとれない。でも良いと思うものはあるし、そうでないものもある。やっぱ歌詞とか気にしないで聴いとけばよかったんですね。

見知らぬジャンルの音楽を聴いてみて思うのは、やっぱディスクガイド的なものは大事だなあと。先のMIXの中で気にいったものを片っ端から聴く、というように時間をかけて聴いていけばジャンルの中の勢力図は徐々に分かってくるものだとは思うけれど、あるジャンルを概観したり歴史を知ったりするにはディスクガイドというのはやっぱり分かり易いんじゃないでしょうかね。ネットや定額聴き放題のサービス上で曲を探すにもそれは有効だと思う。流石にディスクガイド本を読んでレコ屋で盤を漁るという人は少ないだろうけど。

どこかで読んだけど「定額配信サービスが普及すれば曲を紹介する役割が大きくなる」という記事がありました。ネットで音楽を探すのにホントそれは思うな。広大な楽曲の海の中ではガイドとなる道標がないとどこから手を付ければいいのか分からない。知らないジャンルの音楽だと尚更そうで、何かの切っ掛けが必要になる。

あるラジオでミュージシャンが視聴者からの「どうやって新しい音楽を探しているのか」という問いに「周りにフィルターになる人を持つ」と答えていました。世の中にある新曲を全て聴く必要はなくて周りの信頼出来る人が「これいいよ」といったもの、つまり信頼出来る人のフィルターを通ったものを聴いておけば自ずと良いものに巡り合う、というようなことでした。

膨大な曲の中から自分好みのものを自力で見つけるのは限界があるので、プロ・リスナーのような存在が必要とされるのだろうなと思います。先の例でいうとフィルターになってくれる人。選曲家によってこの人はアンダーグラウンドに強いとかあの人はメジャーなものに強いとかいうことでリスナーが選曲家を選んでいくというような感じになるのかなと。今までもラジオDJやレコード屋や音楽評論家はそういう役割があったと思うし。

それと平行して自力で探し出す行為もやっぱ必要。で、どんなものに巡り合うかは個人の感性の発揮されるところじゃないかなと思います。

あまり知らないHIPHOPというジャンルに接してみて、ネットでの音楽の探し方みたいなことを色々と思ったのでした。