先般、大友良英さんのラジオ番組でデング・フィーヴァーというバンドが紹介されていて、気になったのでSound Cloudで聴いています。カンボジア人の女性をVoに据えたアメリカのバンドでカンボジアの60~70年代の歌謡曲を基とした楽曲を奏でています。詳しくはインタビューがあったのでこちら
SoundCloudはこちら
日本のGSやムード歌謡なんかにも繋がる感じでとても良いです。インタビューで日本の寺内タケシを褒めているところから繋がってる感じが分かります。
以前、英国人のレコード・コレクターがインタビューで「日本のPOPミュージックのオリジナリティは60~70年代の歌謡曲に凝縮されている」という内容のことを語っていて、そういうものかなと思っていたけど、日本人にすればそれは目新しいものでないから気付かないんだろうなと思います。外国人によってカンボジア歌謡が発見されたり、日本の歌謡曲が発見されたり、外からの目によって発見されることはあると思います。
同じようにインドネシアのバンドの音楽も探して聴いたりしてるんですが、面白いです。インドネシアにはノイズを演る人や、自作シンセをUPしてるwebがあったりして面白そうだなと思っていたのですが、リズムの感じが凄いです。多分にガムランという音楽の先入観があるのは否めないけれど、ビート・ミュージックの革新はその内インドネシアから現れるんじゃないかなんて妄想してしまいます。
よく洋楽、邦楽なんて括りで話題がありますが、洋楽っていっても英米の音楽でしょう?広げてもドイツや北欧だったり、洋楽という言葉の示す範囲は欧米でしかないように思います。ネットで色んな音楽に接続出来るようになって、今まではマイナーだった地域の音楽が注目されていく中で、洋楽/邦楽なんて狭い括りで語っているのは勿体ないという気がしています。
とはいえ自分もアジアの音楽を探しだしてまだ間がないのでアンテナが発達してるとは言えません。こういうのを探し出すのもやっぱりセンス、感性のような気がします。

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