1994年、日本、阪本順治監督
子供が誘拐され殺害されてしまう。父親は復讐を果たす為に犯人を捜し出すが・・・
トカレフというのはロシア製の拳銃のこと。当時、ソ連崩壊の余波でロシア製拳銃が国内に流入していたという世情があった。
脚本が穴だらけで物語として成立していると思えない。どこがどうというのを書き連ねる為には粗筋を書き出さなければいけないので省略するが、なんでそうなるの？それはないでしょう？という疑問符だらけ。誰もおかしいと言わなかったでしょうか。劇中の拳銃がトカレフである必要もない。脚本は監督が兼ねている。
子を亡くした男の怒りが狂気となって暴力的に発動するという映画にしたかったのではないかと推測する。終盤の父親と犯人が銃を持って対峙する場面にその片鱗は見える。だからといって映画の評価を上げる気には全くならない。
国村準が出演していて凄く若かった。若い時は線の細い感じだったんですね。
