COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック
ブレット・モーゲン監督作
京都の映画館で観賞。
NIRVANAのVo、Gtのカート・コバーンの伝記ドキュメンタリー。
映画館にはNIRVANAに思い入れが深そうな30代のお客さんが座っていた。平日の昼間の上映だったけど結構入っていた。
映画はバンドヒストリーではなく、カート・コバーンの伝記なので、彼の生い立ちから死までを記録映像で見せて行く。回想シーンではアニメーションも 使われていた。で、どうだったかというと、途中で寝てしまった。生い立ちからバンドが軌道にのるまでの部分は観ていられたけど、結婚後のロックスターのゴ シップのようなものには全く興味がないので、観ていられなかった。
NIRVANAにはそれほど強い思い入れはない。ただ、一作目の『BLEACH』からリアルタイムで聴いているので、バンドヒストリーは知っていた し、嫌いじゃなかった。オリジナルアルバムの3作も聴いていたし。ただ、バンド消滅後の未発表音源みたいなのには一切手をださなかった。そんなものはバン ドが出したものじゃなくて会社が金儲けの為に出したものだから。
本作もそんな1本なのかなと思う。限定1週間公開というような勿体つけた公開手法も鼻につくし、映画料金も通常より数百円高く設定されていた。
そもそも映画は、前知識がなくても最初から最期まで観れば楽しめるものであるべきだと思うけれど、本作はそれさえも放棄していると思う。既にNIRVANAとカート・コバーンに興味がある人間しか相手にしていない。
こういうものに金を払うべきじゃなかった。
唯一良かったのはクリス・ノヴォセリックが良い顔のおじさんになってたことかな。