Machina Nostalgia/ジュリエッタ・マシーン

Machina Nostalgia

Machina Nostalgia

 

ジュリエッタ・マシーンは「聴くモルヒネ」とも称されるバンドで、その通りに心地良い楽曲たちが収録されたアルバムです。
メンバーのキーボード江藤直子さんは、Phew大友良英山本精一とのバンドNOVO TONOや映画音楽、ドラマの劇伴もやっていて、今のNHK大河ドラマの『いだてん』の音楽にも参加しています。ベーシストは元スターリン、ドラマーは菊池成孔DCPRGにも参加していたりと強力メンバーなのです。

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こういう音楽をなんと紹介すればいいのか分からないけれど、不思議な浮遊感があって聴いているのが気持ち良い。
長い間ロックンロールのリスナーだったので音楽を聴くのは気分を高揚させる為のものだったから、こういう音楽の魅力に気付かないでいたけれどいつの間にか聴けるようになった。高揚感だけでなく他の感情や感覚を呼び起こす音楽も良いと思えるようになったのはいつからだろうかとも思うが思い出せない。

ライブにも先日行ってきました。

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生演奏でのジュリエッタ・マシーンもとても良かった。ただ座って音楽がある空間に身を浸しているような感覚になって江藤直子さんの朴訥としたMCも微笑ましかった。
いつ頃からそう思うようになったのかは思い出せないけれど、自分の演奏や歌を聴いて欲しいと思っている音楽と、自分のことを好きになって欲しいと思ってやっている音楽は見分けがつくようになった。