極私的2018ベスト

年末なので

■映画
 『立ち去った女』

augtodec.hatenablog.com フィリピン映画というものを観たことがなかったけれど、この映画の、というか映像の余韻がずっと心の中に残っている。4時間ほどの映画だけれどもう一度観たい。しかしこういう映画はアマプラにはないし、ツタヤにもないのではないだろうか。映画館で観ておかないとなかなか体験できない映画だと思う。

次点
『僕の名前はズッキーニ』

augtodec.hatenablog.com人形アニメーションというものが大好きなので、その贔屓目はあるとは思うのだけれど、孤児院とそこにいる子供たち、という話を暗く悲しいものとせずに明るく可愛く表現できたのは人形アニメの味わいがあればこそだと思う。泣ける人形アニメでした。

映画はあまり本数を観ていないのもあるけれど、心にぐさっと突き刺さる映画があまり観られなかったかな。自分的には不作の年でした。


■読書
 『独裁者のためのハンドブック』

augtodec.hatenablog.comもの凄く雑にこの本の要旨をまとめるならば、為政者は支持者に何らかの見返りを与えることでその権力を維持する、そして独裁的な権力者ほど少ない支持者に足して見返りを提供する。それは民主な政権であれば選挙民という大多数に見返りを提供することからも自明である、ということだと思います。

この本を読んだ後に政治関連のニュースを見聞きすると、ああこれはあの本に書かれていたことと同じだなあ、と思うことが多々あります。直近で言えば、入管法改正の元で行われようとしている外国人労働者の受け入れ拡大について。これは選挙民という大多数よりも労働者の不足に悩む資本家と経営者に向けて便宜を図っていることでしかなく、少ない支持者に見返りを提供している典型だと思います。

次点
『東の果て、夜へ』

augtodec.hatenablog.comロサンジェルスでギャングの一味として暮らす少年が、人を殺して来いと命令され、大陸の東へ旅をするお話。
映画化すればいいんじゃないだろうか、と思った一作。


■音楽
該当なし
今年は音楽関連の記事を何も書いてない。ライブにも1回も行ってない。新しい音楽に殆ど出会う事なく暮らした1年間でした。


■その他

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先日、TOYOTAの86に乗せて貰ってちょっと運転もさせて貰いました。で、これが最高。もうね、運転席と地べたがくっつくんちゃうかと思うくらいに車高が低くて、こういう車に乗ったことなかったので新鮮過ぎて。それとアクセルを踏むとぐっと後ろから押される感じで、FRスポーツの車ってこんな感じなのか、というのを味わった。で、ミッションなのに街乗りでもめちゃ乗り易いの。まあ渋滞の時とかはATの方が楽なのは当然だけど、普通に街乗りでも面倒くささを感じない。それよりも走ってる時の楽しさの方が何倍も上。これが今年の中で一番楽しかった。