おいしい生活

2000年、米国、ウディ・アレン監督作
元盗人の男(ウディ・アレン)とその一味は銀行の隣の空き店舗を借りてそこからトンネルを掘り金の強奪を図る。カムフラージュの為にその店では妻にクッキーを販売させるが、強盗計画は失敗に終わり逆にクッキー店は大繁盛する。菓子製造会社として夫妻と一味は成功して大金持ちになるが、やがて夫婦の間に亀裂が生じて…

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面白い。軽妙という言葉がこれほど似合う映画はないのじゃないだろか。ウディ・アレンはこういう映画をもっと作って欲しいな。『それでも恋するバルセロナ』や『ミッドナイト・イン・パリ』みたいなのも良いけど、軽いコメディーが楽しい。

もう登場人物がみんなダメ人間で愛らしい。一人も切れ者が出てこない。強盗の一味が集合した時点で「これはだめだ」と思ってしまう。

軽いコメデイーではあるけどウディ・アレンの映画はどこか洗練された雰囲気があるんですよね。もうこれはアレンの品性というものなのだろうけど、貴重なアメリカ映画だと思う。欧州の映画みたいですもん。

どこがどうとは言えないけどウディ・アレンってアメリカの志村けんだな、と思いました