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ゴールデンカムイ

 

 漫画を読む習慣がしばらくなかったのだけど、知人が「面白いから読め」って家に置いていったんで読んだんです。①~⑤を読みましたが、これ面白いねー、凄く面白い。

明治末期の北海道を舞台に、アイヌが隠していた金塊を北海道独立を企む軍、元新撰組、そして個人的事情でそれを探す元兵士とアイヌの少女、彼らが入り乱れて金の行方を探すというお話です。

血わき肉おどる展開でぐいぐい引き込まれる。
1巻冒頭であっと言う間に金の強奪競争に巻き込まれる展開が素晴らしいです。転がるようにトラブルに巻き込まれて行く展開が小気味良い。もうここでぐっと掴まれた。
死を賭した行動に出るにはそれなりの理由というものが必要になるけれど、それが不可分なく配置されていてちゃんと感情移入できるようになっている。

明治時代、それも北海道の話なので時代考証とか大変だと思うんですよね。明治末期という時代設定は、ある意味時代劇でその風俗を描くのには並々ならぬ苦労があると思うんです。特にアイヌという少数民族の装束、その生活様式、狩りの仕方や料理まで描いている。それらを漫画として視覚的に表現しなければいけないわけで、資料を参照する必要があるだろうけど、これは大変だったんじゃないだろうか。巻末に参考文献が載っているけれど、それ以上の苦労があると思う。

なぜか料理漫画でもあるんですよね。アイヌの少女が山の獲物で料理を作ってみせる場面が多くある。これは資料集めは大変だったんじゃないでしょうか。庶民 のそれも少数民族の人たちの食事の歴史資料なんて集めるの難しいはず。それを絵で再現しなくてはならない。そして美味しそうに見せるという、幾つものハー ドルがあるのをクリアしてるところが凄いです。この漫画のビジュアルを創り出す裏にもの凄いデータがあることを想像させます。

続きが楽しみな漫画です。

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