SHISHAMO3/SHISHAMO

FM802を聴いていたらゲストでSHISHAMOの3人がキャンペーンで出演していて、新しいアルバム出てたのに気付いた。言わずと知れた日本の女子3ピースロックバンド。

SHISHAMO 3

SHISHAMO 3

 

 変わらずポップ。どの曲もシングルになりそうなほどポップ。前作の姉妹アルバムであるかのようにアルバムのカラーは踏襲している。
前作を聴いた時も思ったけど、今作でも色々な曲調、各パートのプレイに挑戦しているなと思う。今作を聴いた時の方がより感じたかな。ラストの曲「みんなのうた」ではホーンセクションを導入して3ピースバンドとしてのバンドサウンドから一歩踏み込んだことが大きな象徴だと思う。色々な曲を試しているというバンドの成長期としての過程のアルバムなのじゃないだろうか。
オリコンのアルバムチャートでベスト10に入ってるということなので商業的に成功したアルバムという評価を与えられるのだろうけど、バンドとしての最高到達点はまだまだ先に楽しみがあることを感じさせる。

前作の「僕、実は」のようなドライビンなロックンロールがないのが個人的には少し淋しいかな。ボーカルの朝子嬢は低い目の音程を歌ってる時ってとても魅力的な声だと思うので、その辺が聴きたいと思うのは勝手なお願いです。もうひとつ勝手なお願いをするとするなら彼女たちの歌詞は殆どが恋の歌なんだけど、歌詞に幅が出てきたら面白いんじゃないでしょうか。

あと、ドラムはちょっと繊細なプレイになってるんじゃないかな。前作は荒削りながら迫力のある感じがあって、本作でも元気満々なのだけど少し引く、抑える部分が生きているように感じる。そこら辺は進化なのでしょう。ドラムのアドバイザーにノーナリーブス、小松シゲル氏の名前が記載されていることは大いに関係あると思う。
代わりといっては何だけどベースの太さが増してると思うんだけど。どうなんでしょうか。

このバンドって中高生辺りが好きなんだと思うので、他所ではSHISHAMOが好きだと言うのは恥ずかしいから言わないけど、めちゃ好きです。

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