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ホテルローヤル/桜木紫乃 著

ラブホテル、ホテルローヤルにまつわる男女を描いた連作短編集。

ホテルローヤル (集英社文庫)

ホテルローヤル (集英社文庫)

 

 集英社文庫の夏のフェアで本を買うとシリコンの栞が貰えるとのことだったのでおまけにつられて読んでみた一冊。直木賞受賞作ならばそれなりに面白いのだろうと思って。

小説を読んでいると作者の人柄に接しているだけのような気がする。作中のどんな登場人物も出来事も作者の編み出したものだから当たり前と言えば当たり前だけれど、そんな気がする。音楽でも音楽家の人柄は表われるのだと思うのだけれど、かなり抽象的。その点、文章というのは人柄が滲み出てしまうものだと思う。
結局は、作品が良いかどうかはその作者の人柄を好むかどうかということになってしまうのかもと思っている。創作をする人を個人崇拝したりするのは嫌いで、作者がどんな人間だろうとその作品のみで評価されるべきだという考えではあるのだけど、楽しみで読んでいるものを分析したりしないので好きか嫌いか面白かったか面白くなかったかという判断になるわけで、その判断の根源は作者の人柄を好むかどうかということなのかなと思ってしまう。
そういう意味でいうと桜木紫乃さんの作品はあまり自分には相性が良くないのだということが分かりました。