The Instrumental music Of Mongolia/V.A.

モンゴルの器楽集。
ヘルホール(口琴)、リンベ(笛)、モリンホール(馬頭琴)、ヨーチン(揚琴)等々、名前を聞いても弦楽器なのか打楽器なのかも分からないまま聴いてみる。聴けば分かるさ。

中 国の隣国でもあるのでやはり中国の音楽に似ているとは思うけれど、どこか乾いている印象。東アジアの湿った感じ、悪く言うと濡れた情念や怨念みたいなのが なくて、カラリ、サラリとした触感がある。なんというか「泣き」の成分が入ってないんだろうなと思う。どういうところでそれを感じるのかは分からないけれ ど。その分、明るくて、清々しいイメージ。多分にモンゴルという国の印象に引っ張られてるとは思うけれど。
 
馬頭琴スーホの白い馬で名前は覚えてるけど音は初めて聴いた。チェロみたいな渋い音。

ヘルホールという口琴(?)の楽器の演奏は、ばねの音みたいなビヨンビヨンていう音で奏でられる。独特の響きが気持ち良い。音楽の楽しみの一つに聴いたことがない音色を聴く楽しみというのもありますね。
 
馬頭琴はこんなの