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日本辺境論/内田樹 著

日本がアジア、中華文明の辺境であることを説く本。

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

 

 色々と面白い論考があったけれど一番得心したのは「外部に上位文化がある」というもの。歴史的経緯から、優れた文明/文化は外国にあるという意識が日本人には無意識の中に固定してある、ということ。

こ れは本当にそう思う。現代でも海外在住や海外経験がある人が、海外は優れている日本は遅れている、と言う論調で話すのをよく目にする気がする。そういう分 野は確かに沢山あると思うけれど、何かにつけそう言いたがるのはちょっとどうなん?と思う。海外で活動しているということが誇らしいのは分かるけど。
随 分前にテレビでコメンテーターが「NYではドアに鍵を3つ以上かけるのが普通。日本のセキュリティー意識は遅れている」と言ったのを聞いて「鍵が一つで済 む世の中の方が良いやん」と思ったことがある。何でも外国が進んでるというのも、なんでも日本凄いというのもどっちか片方に寄り過ぎだと思うので。偏って るものの方が面白いのも分かりますけど。