死ぬまで一生愛されてると思ってたよ/クリープハイプ

日本のロックバンド、クリープハイプの2012年作
好きな人もいるかもしれないので先に謝っとこ。スイマセン、ゴメンナサイ、モウシワケナイ、ワルカッタ。じゃ言わしてもらうけどさ

このバンド、ダメ人間の匂いがする

ってことなんです。ダメ人間にはダメ人間が分かるんです。
大体このボーカルの声、なんですか。ハイトーンで頼りなくて、人前で怒った事ない子がキレてるみたいじゃないですか。アルバムタイトルもホント情けない。フラレて、捨て台詞言いきれなくて、情けなくなったパターンではないですか。1曲目「愛の標識」の歌詞なんて

“死ぬまで一生愛されてると思ってたよ 信じていたのに嘘だったんだ”
“家の犬まで一緒に愛されてると思ってたよ 撫でてくれたのは嘘だったんだ”

なんて。しっかりしろ男子!

で も、それが良いんです。狂おしいほどのダメ人間パワーが若気の至りで放出されるなんてロックンロールそのものではないですか。キャッチーな哀切あふれるメ ロディーが情けなさを加速して胸に迫るんですよ。この歌にはこの声じゃなきゃいけないとさえ思う。はっきり言って素晴らしいんですよ!!

たまに、今時の若い奴のロックは、なんて言う爺がいるけど、あんなの気にしなくて良いんです。バカやアホの怒りとダメパワーこそがロケンローなのです。爺たちが好きなポールもキースも麻薬に頼るようなダメ人間だったんですから。
爺共はクリープハイプでも聴いて出直しな!

www.youtube.com

 

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ